ソフト名:リップスティックアドベンチャー1

1 機種
      PC-9801VM/UV以降 デジタル8色200ライン FDD2台必要  HDDインストール不可
26k音源対応

2 どういうゲーム?
      今で言えばコマンド選択式18禁アドベンチャーに該当するのかな。
基本的にはコマンド総当りで解けますが、今時のゲームに比較するとフラグ立てがとんでもなく面倒。
要するにどのコマンドを選べばフラグが立って物語が進展するのかがわかりにくいので、散々あちこちでコマンドを選択しまくらないと先に進めません。
当時としてはこれが普通だったようなんですけど・・
グラフィックはデジタル8色200ラインという条件下ではなかなかです。
病院の受付のおね〜さんのグラフィックなどは相当がんばってますね〜。
ゲームのごく序盤でのヒロインのせりふの言いまわしでふるくさいのがあったりして、時代を感じたりしました。
ちなみに筆者がプレイしたのはTAKERU版です。
V30機でプレイしましたが、基本的に支障はありませんでした。
ただしアニメーション(と言っても目パチ口パク程度)する場面では動作がもたつく感じもありましたけど。
バグには特に遭遇しませんでした。

3 プレイのヒント
      なかなかフラグが立たなくて、これバグじゃないの〜という気分になることが多いかもしれませんけど、ともかく無関係そうな些細な選択肢まで総当りで選択しまくりましょう。
ちなみにHなグラフィックはエンディング近くまではあまりでなくて、ラスト近くで急にバンバン出る、という配置になってます。




ソフト名:リップスティックアドベンチャー2

1 機種
      PC-9801 デジタル8色200ライン FDD2台必要  HDDインストール不可
26k音源対応

2 どういうゲーム?
      今で言えばコマンド選択式18禁アドベンチャーに該当するらしい。
同名ソフトの続編で、音美が高校卒業後のお話。
時間軸上は、4作発売されたこのシリーズ(1、2、3、EX)の中で、最も後の世界のお話ということになります。
筆者はTAKERU版を購入したのですが、正直言って最初このソフトを立ち上げたときは、なんだこれ〜、というぐらい情けないグラフィックに感じました。
当時の筆者(普段は16色のゲームをプレイ)なんてそれ程目が肥えてたわけでもなかったのに、それでもやっぱりアナログ16色とデジタル8色の違いは大きいですね。
この違いに比べれば、16色と256色の違いなんてごくわずかなものです。

3 プレイしてみると
      第1作目と同じで、基本的にはコマンド総当りで解けますが、今時のゲームに比較すると難易度が高いというか、なかなかフラグの立つ選択肢にヒットしません。
ということで無関係そうな選択肢まで散々選択しまくらないと先に進めないという、昔のアドベンチャーらしいゲームバランスになっています。
パッケージ版はどうだったのか知りませんが、TAKERU版は例の摘発事件後の発売のためか、特にやばそうなグラフィックはありませんでした。
もっとも望遠鏡で遠くをのぞいた時に一回だけ表示されるイベントCGでちょっと過激なのがあったような気もしますが。
筆者はV30機でプレイしましたが、特に支障はなし。
バグにも特に遭遇しませんでした。




ソフト名:リップスティックアドベンチャー3

1 機種
      PC-9821 16色400ライン HDDインストール可 メディアはCD-ROM CD-DA対応
メディアがFDの9801版もあり
FM-TOWNS版もあり(メディアはCD-ROM)

2 どういうゲーム?
      コマンド選択式アドベンチャー。
年齢制限はなかったと思いました。
CD-ROM版のパッケージには9821版と書いてありますがグラフィックは16色です。
パッケージには書いてありませんが、CD-ROM版はCD-DAに対応しています。
音美が高校在学中のお話なので、前作の「2」よりは前の時代に位置します。

3 バグ情報
      筆者がPC-9821Ap2/C9W という機種でプレイしようとしたところ、エラーメッセージが出て、最初から全く起動できませんでした。
ユーザーサポートに電話したところ、「CD-ROMドライブがIDEに変わったので一部の機種で起動ができなくなってるようです、起動ディスクを送付してくれれば修理して送り返します。」とのこと。
でもPC-9821Ap2/C9W のCD-ROMドライブはSCSIだし、IDEに変わったのは98MULTiじゃなかったかな、とも思いましたが、とにかくサポートに送付して、送り返されてきたFDで起動してみたらちゃんと動作しました。
ちょっと腑に落ちない点もありますが、動作したのでよしとしましょう。

4 プレイしてみると
      グラフィック面では、デジタル8色200ラインだった前1、2作に比べれば、アナログ16色400ラインな本作の方がぐんと見た目はキレイになりました。
サウンドも26kからCD-DAになってるしね。
ゲームバランスも普通になったというか、前2作のようなフラグ立ての大変さはなくなりました。
486DX2なマシンでのプレイでしたが上に書いたバグ以外には特に支障はありませんでした。




ソフト名:リップスティックアドベンチャーEX.

1 機種
      Windows95/98/NT4.0
CPU: Pentium100MHz以上(166MHz以上推奨)  640*480ドット256色
MIDI対応CD-DA対応 DirectX3以降必要

2 どういうゲーム?
      18禁コマンド選択式アドベンチャー。
この作品から、前作までの五郎&音美コンビから恵美&小梅コンビに変わります。
さて、一体「EX」と「1」「2」「3」とのつながりはどうなっているのでしょうか。
パラレルワールドなのか前作キャラが卒業後のお話なのか、かなり興味を持ってプレイしたのですが、どうやら小梅=音美、恵美=五郎と考えていいみたいですね。
キャラのいろいろな会話を総合して推測すると、このゲームは前作「3」の一年ぐらい後の世界のお話のようです。
時間の流れの順に並べると、おそらく「1」「3」「EX」「2」となると思います。
ただしこの中で「1」と「3」のどちらがより過去に位置するのかははっきりしません。

3 バグ情報
      筆者はクリエイティブメディア社のサウンドブラスターPCI64/V というサウンドカードを使っているのですが、筆者の環境だとWAVE音声にブツブツといったノイズが盛大にのってしまいます。
で、自力で見つけ出した解決法で、「コントロールパネル」→「マルチメディア」→「オーディオ」→「詳細プロパティ」→「パフォーマンス」→「オーディオ再生ハードウエアアクセラレータ」 の設定を「なし」にしたらノイズが消えました。
ちなみに既定値ではこの値は「最大」になっています。
この設定は4段階になっていて、「なし」「なしより1つ上」「なしより2つ上」「最大」 とあるのですが、「なし」以外だとノイズが再現しますね。
ドライバの更新もやってはみましたが効果はありませんでした。

4 プレイしてみると
      なんか犯人はかなり初期の段階からわかってしまいますね〜。
フル音声なのですが、主演の小梅役の声優さんはなかなかがんばってました。
わりと普通なしゃべり方なのですがイメージにもあってるし熱演でした。
「正体不明の謎の女」なるキャラが登場するのですが、グラフィックを見た瞬間誰が変装してるかすぐわかりますね。
結局未回収CGが3枚ほどでてしまいました。
筆者の場合わりとこまめにいろいろ回るので結構CG回収した方かもしれませんが、入手しずらいようなCGでもあまりたいしたことのない場合が多かったですね。
筆者の場合 Pentium2 350MHz という環境では速度面は問題なし。
その直後にPentium200MHz クラスのマシンで動作させると画面切り替えが遅いように感じられました。




ソフト名:レッサーメルン

1 機種
      PC-9801VM/UV以降 CD-ROM版もあり   FM-TOWNS版もあった

2 どういうゲーム?
      2DフィールドタイプRPG。
敵は2Dフィールド上に渦巻き状のキャラで表示されて、それにぶつかるとコマンド選択式な戦闘画面に切り替わる。
グラフィックがウリのようでイベントではアニメ調のグラフィックが表示されるがかなりキレイ。
当時のゲームは16色表示が標準だったが、このソフトではテキスト画面も利用して20色程度を表示していた。

3 プレイしてみると
      ゲームのスピードは4段階ぐらいに切り替えられる。
私はV30マシンでのプレイだったが、最速設定(ノーウエイト)にすればキャラが多数表示されるシーンではさすがに重いぐらいでプレイに支障は一応なし。
HDDにインストール可能でかつ起動ディスクは必要なし。
戦闘の敵キャラのグラフィックは結構凝ってたけど、戦闘そのものは割と単調かも。
戦闘システムはなぜかブランマーカー1とそっくりだったのはなぜでしょうね。

4 プレイのヒント
      ゲーム全体としては特に不条理な謎とか異常に強い敵ボスとかはなくて、普通にダンジョンを隅々まで探索してイベントアイテムを入手していけば解けたと思います。
ただダンジョンは暗くてやや大変な面もありますが。
終盤でメルン族の里へ行けますが、そこでみられるイベントグラフィックは他に比べて少しだけ露出度が高めでしたね(爆)。

5 バグ情報
      終盤でいくら戦闘で経験値をもらってもそれがステータスに反映されなくなるというバグに遭遇しました。
この状態からはロードしてリスタートしても抜け出せませんでしたが、一旦ゲームを終了してパソコンを再起動してからリスタートしたら直り、その後もその続きを進めてエンディングまで進めました。

6 いきなり唐突なQ&A(ネタばれあり)
     Q.序盤戦でいきなりつまり気味なんだけど大まかな進め方は?



A.(ネタばれ)
 デラの部落内にある遺跡で、地下に続く階段があるが、石棺が5つ並んでいる部屋があり、うち一つの棺だけが変わった位置に置いてある。
そのあたりで「英知の眼鏡」を使う。
中は真っ暗なのでバスコでたいまつを買っておくとよい。
地下では「水魚のマスク」も入手できる。
これはガロ・アノイの遺跡の湖に入るために必要で、その湖ではデラの部落の泉を元に戻すためのものを入手できる。




ソフト名:ロードランナー

1 機種
      PC-6001mk2 テープ版(1本)

2 どういうゲーム?
      面クリア型パズルアクションゲーム。
ファミコン版と違ってスクロールなしでフロア画面全体を一画面に表示できる。
これはパズルアクションとしては大変遊びやすかったですね。
というよりファミコン版がフロア画面の一部しか表示できないことに問題があるような気もしますが。
BGMはないが効果音はあり。
確か10面クリアするごとにテープから次の10面分のデータをロードしていました。
最終面をクリアしても特にエンディングはなかったと思いました。

3 雑感
      仮にPC-6001mkII用のソフトが今でも使えるとしたら、一番遊べるのがこのソフトかも。
今やったとしてもたぶんおもしろいと思う。
アイディアがいいソフトは色褪せないですね。
ロードランナーシリーズは、確かWindows3.1版は出たと思ったけどその後どうなったのかな。
 今フト気づいたのですが、今でこそパソコンは専用モニタに画面を表示するので、TVに画面表示するコンシューマ機より当然画面解像度は高くてきれいですが、PC-6001mk2はファミコンと同じくTVをモニタにしていました。
ということはPC-6001mk2でもファミコンでもモニタの条件は同じですね。
でもロードランナーの画面はPC-6001mk2の方が解像度が高い(1フロアを1画面に表示できたわけだし)ような気がするのはなんででしょう。
N60-拡張BASICモードで 256×192ドット N60m-BASICモードで320×200ドット、というのがPC-6001mk2の最大表示能力なので、ファミコンと大差ないはずなんですけど。
(単に画面がちまちましていただけだったりして・・)






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