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9821デスクトップにも何系統かあるので整理してみましょう。
まずA-MATEですが、これは256色DOSモード(400ライン、480ラインとも)に対応しており、86音源内蔵、CPU速度は可変、ということで、DOSゲームが安定かつ快適に動作する可能性が一番高いシリーズといえます。
86音源は26音源の上位互換なので昔のゲームでもFM音源が鳴らせます。
以下は細かい点ですが、3代目A-MATEは256色DOSモードの一部が仕様がやや変更されておりそのためごくわずかですが互換性が落ちる場合もあるらしいです。
と言っても3代目だと動作しないゲームってのもほとんどないそうですが。
あと以前3代目A-MATEだと音が鳴らないゲームがあるらしいっていうウワサをたまに聞きました。
でも結局はっきりした根拠は出てこなかったですね。
個人的推測ですが、3代目A-MATEの音源はPCM部も86ボード互換なのですが、発売当時の9821のPCM音源部はCanBe音源に移行しつつあり、そのため3代目のPCMもCanBe互換と勘違いされてそのようなデマが流れたのでは、という気がします。
次にX-MATEですが、初代X-MATEは256色DOSモードは400ラインにしか対応しておらず、480ラインのモードがありません。
そのうちにX-MATEも完全な256色DOSモードを装備するようになりましたが、結局86音源を標準内蔵することはなかったです。
あと、B-MATEというのもありました。
が、これの正体は9801にウインドウズアクセラレータボードを増設しただけなので、要するに256色DOSモードが必要なゲームは全く動きません。
ちなみに逆のケースとして、9801BX4というのがあるのですが、これは型番は9801ですが正体は9821なので256色DOSゲームが動作したりしました。
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